個人的なこだわりです。ページが画像データになっている電子書籍について
普段から電子書籍を読んでいる方で、ページ全体が画像データになっている電子書籍が読みにくいと感じている方向けの記事です。
Amazonや楽天市場、家電量販店のオンラインストアを覗くと、たくさんの電子書籍リーダーが販売されてます。自分が読む電子書籍に合わせて、端末を選ぶと快適な読書ができるようになっています、とても便利ですよね。
小説やエッセイなど文字が主体の電子書籍なら電子ペーパーが使われている6~8インチ端末がよさそうです。マンガを読むなら7~10インチのタブレット端末が向いているでしょう。
このように電子書籍を快適に読む環境はかなり整ってきているわけですが、どうしても快適でない状況が残されています。
それはページ全体が画像データになっている電子書籍です。
たまたまかもしれませんが、僕はこのタイプの電子書籍を結構な頻度で購入することがあり、どうにかならないものかと色々考えてきたので、そのアイデアを紹介します。
このアイデアは6インチ、7インチ、8.9インチ、10.1インチのタブレットを使って、電子書籍を読んできた経験が基になっています。
この記事には次のことを書きました。
ページ全体が画像データになっている電子書籍を少しでも快適に読む方法
ページ全体が画像データになっている電子書籍
画像データがそのまま電子書籍になると、どんな問題点があるのか書き出してみます。
- スマホや7インチタブレットでは文字が潰れてしまって、そのままでは読めない。Zoomが必須になってしまう。
- 10.1インチでも文字が潰れてしまうことがある。
- 文字を読むためにZoomすると、全体が読めなくなってしまう。
とにかく、文字が読みにくかったり、ページ全体を見渡すことが出来なかったりという不便な状態になってしまいます。
僕は購入した電子書籍を職場のデスクで開いたままにして、参考資料に使ったこともあります。が、Zoomを駆使しないと読めないので、ストレスが溜まり、やめてしまいました。
このような不便さがあるので、どうにかしたいなと考えるようになっていきました。雑誌の電子書籍が当てはまるなぁと思ってます。
ページ全体が画像データになっている電子書籍を作り続ける理由は何なのでしょう?紙の本を作るときに、たくさんの時間を使って作り上げた文章や図表等の構成を残したいためでしょうか?
このような理由があれば、納得することもできますが、紙の本をそのまま電子書籍に変換しただけなら、改善して欲しいですね。
紙の本の構成を崩さないためとしても、それが電子書籍でもよい構成になるとは思えません。例えば、見開き2ページを使った構成を電子書籍に変換すると、片側のページだけが表示されるので、意味が無いですよね。
ページ全体が画像データになっている電子書籍はスマホや7インチタブレットで読むのが難しいです。10インチのタブレットであっても、問題が解消されないこともあり、一人の電子書籍読者としてやっかいに感じています。
紙の本をそのまま残す意図があるのかもしれませんが、見開き2ページ構成のように電子書籍向けに最適化が必要なケースもあります。
大きなディスプレイが問題を解決してくれる
ページ全体が画像データになっている電子書籍をできるだけ快適に読むには、紙の本をそのままのサイズまたは拡大して表示できるくらい大きいディスプレイが必要だと僕は考えます。
A4サイズ資料がそのまま表示できるSonyのデジタルペーパーDPT-RP1の表示領域が13.3インチです。画像データがそのまま電子書籍になったものをZoom操作無しで読むためにはこの大きさ以上が必要でしょう。
デジタルペーパーDPT-RP1を購入すれば問題解決と思ったのですが、Kindleのような電子書籍アプリには対応していませんでした。価格も安くないため、なかなか手が出せないと思います。類似品の価格も似たような価格でした。
iPadが買えてしまう価格で電子書籍専用品を購入するか?と自問すると、iPad買った方がいいなと思ってしまいます。
次に注目したものが、キーボード脱着タイプのWindowsノートパソコンで、12インチ以上のものです。13.3インチ以上のサイズでキーボード脱着するタイプは極端に少なるため、表示領域は狭くなりますが、12インチクラスも選択肢に加えておきたいです。
例を挙げるとすれば、SurfacePro3以降のSurfaceProシリーズですね、Amazonで調べてみると中古品ならデジタルペーパーDPT-RP1やiPadより比較的安く購入できます。
とは言え、新品で購入出来なければ、この記事を読んで同じ環境を用意することは難しいですよね?
iPad Pro 12.9 または 現在販売されているWindowsノートパソコンから選ぶ方が再現性が高いのですが、価格はどうしても安くならないので、僕の提案は電子書籍にこだわりがある人に限られてしまうでしょう。
購入経験はありませんが、iPadやSurfaceの対抗品を中国のメーカーがリーズナブルな価格で販売しているので、そちらの商品に挑戦してみるのもいいかもしれません。僕は購入経験が無いので、自己責任でお願いしますね。
タブレットという考え方をやめて、13~19モニタと小型PCで読むという選択も有効だと思います。デジタル表示の書見台といったところでしょうか。自宅から持ち運ばないという条件がついてしまいますが、外出先では読書をしない方にはよさそうです。
ページ全体が画像データになっている電子書籍をできるだけ快適に読むには、13インチ以上の大きなディスプレイが必要だと僕は考えます。それを実現する具体的なデバイスを中古品から調達するつもりなので、同じ環境を準備出来る人は限られてしまうでしょう。
予算が十分ある、または、中国メーカーの製品を使ってもよい方はオンラインショップで新品を入手して、電子書籍を読む環境を作ることができるかもしれません。
まとめ
ページ全体が画像データになっている電子書籍を少しでも快適に読む方法について紹介しました。
画像データになっている電子書籍を快適に読める環境が出来上がれば、紙の本から自炊した電子書籍も対応できるようになるため、近いうちに実現してみたいなと思ってます。

C/C++で組み込み系ソフトウェア開発の仕事を10年以上やっています。怪しげなデジタルガジェットが大好きです。