数字を見るのは後で。家電製品を購入する時の考え方
この記事は良い製品をリーズナブルな価格で手に入れたいなと思っている方向けの記事です。およそ3分で読むことができます。
家電製品を選ぶ時、カタログに書いてある言葉や数字を追いかけるのではなく、自分の目的が満たされるかどうかという視点で見ることが大切です。
目的が満たされるのであれば、最新の製品でなくても、もっとカタログ数字のよい製品が他にあっても、気にしないでよいのです。所有欲を満たしたい場合は別です。
どうしてこの記事を書いたのか?
先日見ていたカメラの商品レビューがとても面白かったのです。そのレビューでは数値や機能についてのコメントはほとんどなく、手に持った時に感じる重さ、指がボタンに届くか、シャッターを切った時の音、撮影した写真を取り出すにはSDカードをパソコンに読み込ませなければいけないこと等、実際に使った時に感じたことだけに絞って、レビューしていました。
レビューされていたものは第一線で使えると謳われたハイエンドモデルのカメラだったのですが、レビューの総評としては「未熟な部分が多くて使いにくいので、一部のファンにしか受け入れられないだろう」でした。
非常に辛口な結果となったわけですが、ユーザー目線でしっかりと評価されていたので、とても素晴らしいです。
加えて「何をどんな風に撮影したいのか、その目的がこのカメラで出来るのなら、購入しても問題は無いと思います」とコメントしていて、僕はこれを見て「なるほどな」と思ったので、この記事を書く気持ちにになったわけです。
他の家電製品についても同じ様に考えることができる
この話はカメラに限らず、他の家電製品でもおおよそ当てはまると思います。これまでに無かったジャンルの製品は別ですが、今使っているものが古くなったので買い替える場合、自分がどんな使い方をするのか書き出してみましょう。
書き出した内容が満たされ、実際に手に持った時や操作した時に「何かおかしい?」「使いにくい」と感じない製品から、好きな見た目やリーズナブルな価格のものを選択できると、満足度の高い買い物となりそうですね。
特に、支払う金額の大きな商品ほど、この方法を取っておくと、変なものを選んでしまう、必要以上の機能が盛り込まれた高額な商品を選んでしまうという失敗をしなくて済みます。
まとめ
家電製品の購入を検討する時は、カタログに記載されている数値や機能の有無を見る前に、先ず自分の目的が満たされるかどうかを確認しましょう。
次に、実際に操作してみて違和感が無いかチェックしてみましょう。大丈夫なことが分かったら、見た目や価格で納得できるものを選ぶだけです。
広告を見たり、お店で説明を聞いたりすると、最新型を選べばいいように感じてしまいますが、発売からある程度期間が過ぎて、リーズナブルな価格になっている商品でも十分に使える場合が多いと僕は思っています。
よい買い物を。

C/C++で組み込み系ソフトウェア開発の仕事を10年以上やっています。怪しげなデジタルガジェットが大好きです。