子どもに麺をすする練習法とすすることのマナーを教えてみた
どうも、ベタオシです。
「うちの子、麺類が好きだからすすり方を教えたいけど、どうすれば分かってもらえるの?」「親が子どもにやって見せても、麺のすすり方が上手く伝わらない。何かいい方法はないだろうか?」
子どもに麺のすすり方を教えてみようかなと考えている方に、すすれるようになる練習方法の例を紹介します。
僕の息子(六歳)は麺類が大好きです。こちらが「何か食べたいものある?」と聞くと、「うどんかラーメン」しか答えないくらい麺類が好きです。そんな彼に麺のすすり方を練習してもらった経験を基に書きました。
すすり方の練習
僕は高橋矯正歯科クリニックさんの「麺がすすれないひとのために」という記事内にある、すすれるようになる練習方法を参考にしました。どうやってすすればいいのか分からない息子に、こうやってすするんだよと実演しても伝わらなかったので、練習方法を言葉で表現しているこの記事がいいなと感じたことが、参考にした理由です。
何故すすれない?
私たちが、麺類をすすれない方々を何人か観察したところ、「これまですすって食べたことがないのでやり方がわからない」という方と、「呼吸や咀嚼の機能が不十分なのですすることが難しい」という方の2つのパターンがあると感じました。
http://www.otakahashi.com/slurp.html の「どうして麺類をすすれないのか」より
息子は前者の可能性が高いと僕が判断して、記事内の「麺類をすすって食べるための練習法」をやってもらいました。後者である可能性もありましたが、練習中むせる様子がなかったので、後者ではないだろうと考えました。
気管や肺に異物が入らないように食べることを最優先にすべきですので、無理にすすって食べることを目指してはいけません。
tp://www.otakahashi.com/slurp.html の「どうして麺類をすすれないのか」より
記事内でも注意されている通り、安全に十分注意する必要があります。
ステップ1 エアすすり
唇をすぼめて、口から息を吸い、鼻から吐く練習をします。口の形は「オ」を発音するイメージと表現されていますが、息子は「チュー」の口とか、「タコ」の口みたいと言っていました。形状を正しく表現できていない気もしますが、子どもに伝える場合はこちらの表現の方がいいかもしれません。
口の形を作ったら、「スッ」と音を出すくらい強く口で息を吸います。次に吸うのをやめて、口の形はそのままで鼻から息を吐きます。ストローを加えてまま練習すると、口の形を気にしなくて済むと思います。
ステップ2 水すすり
エアすすりと同じ口のまま、コップに入っている水を吸い、空気だけを肺に入れる練習です。コップの9割程度まで水を入れて、それを表面から吸い、水は口の中に留めて、鼻から息を吐きます。慣れるまでは水を飲みこんでから、鼻で息をしてもいいと思います。熱いお茶をズズッとすする、コップ一杯に入った飲み物を口をつけてズルズル音を立てて飲む、後者は少々違う気もしますが、その様なイメージですね。
ステップ3 麺すすり
実際に麺をすすって食べる練習です。息子は麺が短くカットしたもの、スープやつゆは熱くないもので挑戦しました。むせずに食べることが出来ていれば良いと思います。息子はすぐふざけてしまうので、音については何も言わないようにしていました。
練習後どうなったのか
息子に練習してもらっている時はすすって食べることが出来ていたのですが、普段の食事中はすすらずに食べています。既に食べ方が体に染みついている様で、簡単には切り替わらないということでしょう。
食べ方を指摘されることは誰であっても気分のいいことではないですから、僕は特に何も言わずに見守っています。そのうち、自然とすすって食べるようになるだろうなと思います。
国内外で麺をすすって食べることへの感じ方
麺をすする音に驚く外国人
音を立てて麺をすする食べ方は国内外の人で受け取るイメージが大きく違います。どちらが正しいかを議論するつもりはありませんが、全ての人が好意的に受け取っているわけではない、ということは知っておいた方がいいと考えます。
国内在住の方が主に感じること
すすって食べることにあまり抵抗を感じていないと思います。すすって食べられないことに悩む人もいるので、すすって食べられる方がいいと考える人が多いということでしょう。
海外から移り住んできた方はすすって食べることが普通に感じる方、すすって食べるのは気持ちよく感じない方、どちらもいらっしゃる様です。僕の身近にいる方も最初は汚らしいイメージを持っていたと聞きます。
国外の方が主に感じること
音を立ててすする食べ方をよく思わない方が多いです。日本へ旅行に来る人達は「日本にはこんな食べ方の文化がある」と理解されていることもありますが、実際にそれを見たら、どちらかと言えば不快に思うでしょう。
ヌードルハラスメントという言葉もある様です。すすって食べる行為は受け手にとって不快に感じることがあると知っておく必要があると感じます。
まとめ
麺をすすって食べられるようになる練習法を紹介しました。また、すすって食べる行為に対して国内外の人が感じていることも紹介しました。
僕はすすって食べる文化を肯定的に捉えています。しかし、皆が気持ちよく食事を楽しめるようにする配慮は大切だと思うので、どうすればいいのかを模索していく必要があると考えます。
それではまた。ベタオシでした。

C/C++で組み込み系ソフトウェア開発の仕事を10年以上やっています。怪しげなデジタルガジェットが大好きです。