他人は無責任。みんなのためにやってくれないか?に答えたら大失敗した話
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「ソフトウェア全体の組み合わせ確認作業に間に合うように、あなたたちのモジュールを提出して欲しい、未完成で構わないから」そう要望されたので、自分たちの担当しているモジュールを未完成な状態で提出したら、とんでもない目にあったことがあります。
「この完成度では組み合わせ確認作業が進められない」とクレームをつけられ、確認作業のために確保した外注作業費用が無駄になるからと、責任を取らされることになってしまい、提出したソフトモジュールの残りの開発スケジュールをよそのチームに握られてしまったのです。
自分たちが立てていたスケジュールは無かったことにされ、よそのチームがリクエストするままに作らされて、半年ほど散々な目に遭いました。
ソフトウェア開発は共同でシステムを作り上げていくケースが多くありますが、全体スケジュールに影響が出てしまうからと、半端なものを出すべきではないと深く反省したことを紹介しようと思います。
何故こんなことになったのか?
情けないことですが「全体スケジュールに影響が出るかもしれない」「未完成でもいいから」という言葉に気を許してしまったためです。
リクエストを出した当人は「当然、ある程度仕上がっている、ちゃんとしたものを出してくると思った」と逃げてしまいました。
無責任なことは言わないで欲しいものですが、自分たちに成果物の提出を拒否する権利があったわけですから、自分たちの落ち度です。
この出来事で本音と建前って難しいなと再認識しました。他人(他チーム)は所詮他人であり、何の責任も取ってくれない、当てにならないものということも学びました。かなり手痛い失敗となった出来事です。
どうすればよかったのか?
自分たちの成果物なのですから、未完成であっても、よそに迷惑のかからない程度まで仕上げるべきでした。
そのために、全体スケジュールが遅延してしまったとしても仕方がないとそう考えます。
出来の悪さのために、作業のやり直しをすることになるくらいなら、問題の無いレベルにまで仕上げましょう。
よそのチームは「未完成であってもよい」「少しくらい変な動きをしても構わない」「全体スケジュールに影響が出る」などと言いますが、責任まではとってくれないので、「お待たせしてすみません」と謝って、完成度を上げたものを提出する方がよい結果が出てくるでしょう。
僕たちはどんな方針を立てたのか?
自分たちの成果物を提出するスケジュールを予め出しておき、よそからのリクエストには簡単に応じないようにしています。
協調性のないチームだなと酷評されているかもしれませんが、気を許して半端なものを渡した時の手のひら返しを見てしまった以上、優しいチームをやっても得をすることはないのです。
チームの外に成果物が出てしまったら、それが社内の開発チーム間であっても、一種の製品リリースと同じであると思うくらいの緊張感が丁度よいかもしれません。
無意識で、時間工数を奪ってきたり、スケジュールを滅茶苦茶にしたりする人やチームはどこにでもいると思うので、あまり「いいひと」にならず、自分たちの仕事に集中する方がよいでしょう。
まとめ
社内で、よそのチームのリクエストに軽い気持ちで応えたら、色々と苦しい目にあって、優しいチームでいることをやめたお話をしました。
時間工数、スケジュールの管理が上手くいってないチームは外部からのリクエストに応え過ぎなのかもしれないので、確認してみることをお勧めします。

C/C++で組み込み系ソフトウェア開発の仕事を10年以上やっています。怪しげなデジタルガジェットが大好きです。





