自分に合ったエディタをとことん使いこなそう
どうも、ベタオシです。
ソフトウェアエンジニアなら一度くらいエディタ選びに悩んだ事がありませんか?
どれが最も優れているエディタなのかという論争は未だに結論が出ていませんし、これからも出ないと思います。
この記事では僕が使っているエディタ、それを使い続けている理由を紹介します。約10年同じエディタを使い続けています。
## コーディングツールとしてのエディタ
ソフトウェアエンジニアの人の1/3から1/2くらいの人はどのエディタにしようか迷ったことはありませんか?無い方はVisualStudioやEclipse等のIDEでコードを書いているのかもしれませんね。
2019年現在でも、続々と新しいエディタが登場し、その度に最も優れているエディタの話が出てきますよね。残念ながらこの話は結論が出ません、それぞれのエディタが持っている機能はほとんど同じなので、スペックで比較することが無意味なのです。
そのため、使い心地が優れている等といった個人の感じ方で結論を出す必要がありますが、争っている人たちは自分たちのエディタこそが一番であると信じているため、お互いに譲るはずも無く、結論が出ないのです。
ある偉大なソフトウェアエンジニアの方が言うには、動作が軽量で、自分でカスタマイズ/拡張していけるエディタ一つに精通するべきだそうです。確かに、あれこれと使い分けるより、一つを深く理解して使いこなす方が生産性が高いように感じます。
## 僕が使っているエディタ
僕が使っているエディタを紹介します。僕はここ10年ほどvimを使っています。正直に言えば、何も分かっていない新人の頃に、vimを無理に使わされて、今に至っています。
vimはかなり特殊なエディタで、カーソル移動に矢印キーを使わなかったり、入力やコマンド等のモードがあり、入力モードでないと文字入力もできない、初心者にはかなり厳しいエディタです。
慣れるまで、主要な機能を覚えて利用できるようになるまでの期間は短くありませんが、それらを乗り越えてしまうと、非常に少ないキー入力でコーディングをすることができるエディタです。加えて、ファンクションキーや矢印キー等をほぼ使わないため、指が大きく動くこともないので、タッチタイピングのミスにつながることも少なくなります。
## 何故vimを使い続けるのか
僕が他のエディタやIDEを使って感じたことですが、vimはとにかく動作が軽快です。編集、検索、自動補間等の応答が、低スペックなPCでも待たされません。そして、安定動作してくれます、編集中や保存中にvimがクラッシュするようなことは未だに経験していません。導入にコストがかからないことも利点だと考えます、無料なので自宅PCにも簡単に導入できます。
マウスを使わず、キーボード操作だけで完結する点もよいです。たくさんのカスタマイズ、解説情報がネットの溢れていることも助かると分かりました、自分よりも深い使い方をしている方にはいつも驚かされます。拡張機能があり、数々の先輩たちが開発したプラグインをありがたく利用させてもらえる点も素晴らしいと思います、最近のエディタにはプラグインマーケットのような機能があることからも、有益だということが分かりますね。
最後に、vimは色んな環境で動作してくれます。LinuxやWindows等のマルチプラットフォームはもちろん、コンソールだけで動くCUI版や編集ウインドウを表示するGUI版もあって、様々なシーンで活用することができて、非常に心強いです。
## まとめ
僕が使っているエディタについて、同じエディタを使い続けている理由について紹介しました。
特別際立った理由はありませんが、vimから離れてOfficeソフトやメールソフトで文章を書いていると、vimがよく出来たエディタだと再認識できます。
これを読んだ方のエディタ探しの参考情報になれば幸いです。
それではまた。ベタオシでした。
C/C++で組み込み系ソフトウェア開発の仕事を10年以上やっています。怪しげなデジタルガジェットが大好きです。