幼児にはなかなか難しい。友達の家にお呼ばれした時に気を付けたい事は挨拶と清潔とプライバシー
この記事は幼児~小学校くらいの子どもがいる方、礼儀やマナーに興味がある方向けの記事です。
「子どもが保育園の友達の家へ遊びに行くことになった。何に気を付ければ失礼が無いだろうか?」
「家に呼んでくれた友達家族へ親が出来ることは何だろうか?」
子どもが友達に家に遊びに行くのは特別なことではなくて、よくあることですよね。僕も子どもの頃は友達の家によく遊びに出かけていました。
自分が大人になった/親になったためか、子どもがよその家で失礼なことをしないか不安になりました。
世の中では、あいさつとお礼くらいできれば上出来、まだ小学生にもなっていない子どもなんだから、いちいち気にしなくてもいいよ、と言われている様です。
僕はあいさつとお礼の他に、不潔なことをしない、プライバシー領域に踏み込まないことも大切じゃないだろうか、そう思っています。どちらも、その家族が家の中で心地よく過ごすキーワードです。今回はこれらについて書いてみようと思います。
この記事には次のことを書きました。
友達やその家族に失礼なことをしないためのポイント
何故、挨拶、清潔、プライバシーに気を付けるの?
一つ目の挨拶について。
人間は一人より群れで暮らす社会的な動物で、コミュニケーションが取れない他人とは関わりたくない感じるので、挨拶がない人を家にあげたくない、僕はそう思ってます。
言い方が悪いですが、得体の知れない人と同じ家にいるのって心地よく感じないですよね?
二つ目の清潔について。
再び、人間を動物として考えると、病気を移されないか不安に感じるので、清潔でない人が家に入ってくるのを嫌だと感じるのだと思います。
現代では除菌のための用具が簡単に手に入るため、それほど気にならないかもしれませんが、昔は自分や家族の命が脅かされる可能性が高かったため、清潔でないことに嫌悪感を示すようになったのでしょうね。
三つ目のプライバシーについて。
人間は群れで暮らす社会的な動物なのに、人には見せられない自分だけの場を求めることがあります。僕たちも、家族にだって見せられないような秘密を持っていたりしますよね?
家族で暮らしていると、家の中が、自分の家族には見られてもかまわないけれど、よその家族には見せたくないと感じる場所になってきます。
この家の中という、よその家族には秘密にしたい場所が暴かれてしまうのは精神的に苦痛なので、それを守ろうと考えて、家の中をアレコレ見ようとする他人に嫌悪感を示すのだろうなと思うのです。
ここまでをまとめると、
コミュニケーションが取れない、清潔でない、プライバシーを覗こうとする、どれも人間の群れにとってマイナスになる行動です。これがよその家で気を付けたいことだと僕は考えてます。
挨拶、清潔、プライバシーをどのように気を付けるのか?
群れで暮らすことにマイナスとなる行為が、よその家で気を付けたいポイントだということを説明しました。
それでは6歳児が気を付けるとしたら、どのようにしたらいいのでしょうか?
答えは簡単です。保育園や幼稚園や自宅で、大人に注意される行動を友達の家でやらないように話しておくだけで十分でしょう。
まだまだ出来ないことの方が多い6歳児なので、普段から言われていることに気を付けるだけで精一杯だと思います。
「こんにちは、お邪魔します、ありがとうございました、さようなら」
「汚れた格好で家にあがらない、手を洗う、鼻水や咳やよだれはハンカチやティッシュを使う」
「友達の家を探検しない。扉やクローゼット、箱や蓋などの開くものを勝手に触らない」
具体的に挙げるとこのくらいでしょうか?
もちろん、どれも完璧に出来なくて大丈夫です。「してはいけない事」と理解しているだけでも褒めてあげたいですね。
挨拶、清潔、プライバシーを気を付けるためにどうする?
「してはいけない事」を理解できていれば十分過ぎると書きました。そこから一歩踏み出して、体で覚えてもらうにはどうしたらいいでしょうか?
僕は普段の生活をやっていれば十分に練習になると思ってます。
保育園や幼稚園でやっている挨拶をちゃんとする。子どもは恥ずかしがって出来ないかもしれないけれど、いつどんな時にするのか大人がお手本になってあげればいいと思うのです。
外から帰ったら先ず手を洗う、トイレの後も手を洗う、鼻水やよだれや咳はハンカチやティッシュを使う。子どもって何も言わないでおくと、どれもやらないので、大人が見本になってあげたいところです。
用もなく冷蔵庫やクローゼットなどを開けないように言っておく、祖父母宅に行った時がチャンスかもしれませんね。いいよいいよとおじいさんおばあさんは言ってくれるかもしれないですが、開けてはいけないところ、入ってはいけない部屋について説明するよい機会になるはずです。
まとめ
友達やその家族に失礼なことをしないためのポイントを紹介しました。
振り返って読むと「行儀よくする」ことについて書いていますね。何度も叱られながら覚えることになりますが、息子には一歩踏み込んだ理由も添えて話してみたいです。

C/C++で組み込み系ソフトウェア開発の仕事を10年以上やっています。怪しげなデジタルガジェットが大好きです。