子どもに振り向いてもらう確率を上げる声のかけ方
この記事は子育て中の方向けのものです。 読み終えるのにおよそ4分くらいです。
「勉強や片付けをやらないでゲームばかり。子どもが言うこと聞かない。どうしたらいいだろうか?」
「子どもにさせてあげたいことがあるけど、その気になってくれない。振り向いてもらういい方法は無いかな?」
子どもに是非やって欲しいことがある。けれど、どうにも振り向いてくれなくて、色々と考えたことはありませんか?僕はあります。折角なら、よい機会を作ってあげたいですよね。
あれこれと考えて試した結果、完璧とは言えないですが、こちらに振り向いてくれる確率が高い方法の一つを見つけることが出来たので紹介したいと思います。
簡単に言うと、その子が好きなものに関係する言葉を使うと、その気になってくれる確率が高い、というものです。気になる方は是非読んでみて下さい。
この記事には次のことを書きました。
子どもの行動を促す声掛けの一例が分かる
僕がやっている子どもの気を引き方
子どもの気を引きたい、その気にさせたい、やる気を出して欲しい等、動機づけの方法はとてもシンプルで「その子の好きな言葉を使ってみる」だけ。こちらが強く言ったり、お願いしたりする場合よりも振り向いてくれる確率が高いです。
どうして、好きな言葉を使うと動機づけに繋がるのでしょうか?
僕はその子の気持ちがポジティブな方向に動くからだと考えています。
いい気分の時って、フットワークが軽くなる自覚がありませんか?僕はそうかもしれないと思うことが過去に何度もありました。どうやら息子もその傾向がある様なのです。
反対に、気持ちが沈んでいる時は何もする気にならなかったという経験がある人は大勢いると思います。自分がご機嫌なのか、そうでないのかによって、行動に差が出るので、それを上手く応用するわけですね。
それじゃあ、どうやって好きな言葉をどう使うのか?
先ずは子どもが好きな言葉を見つけるところから始めるわけですが、どんな言葉がいいのか、だいたい分かっていますよね?
今更、考えるまでもないと思うかもしれませんが、自分が選んだフレーズが外れてしまうこともあるので、たくさん見つけてメモしておき、もし外れてしまってもメモの中から次の案を取り出せるようにしておくといいですよ。
好きな言葉は子どもがよく見ているアニメ、よく歌っている歌や聞いている音楽、お気に入りのおもちゃや絵本など、いろんなところから、自由に抜き出してきます。
抜き出した言葉と、動機づけしたい事と組み合わせて、新しい言葉を作りましょう。ちゃんとした言葉になっていなくても、子どもに通じればいいので、多少強引な組み合わせになったとして問題ないです。
新しい言葉を作ったら、後はそれを使って誘うだけです。普段から口にして刷り込むようにしてもいいですし、ここぞという時まで温存してもいいと思います。もしかしたら、何度も耳にしているうちに新鮮味が無くなって、興味を持ってくれなくなる可能性があるかもしれません。
具体例として、我が家の場合を紹介します。
息子はYoutubeでマインクラフトというゲームの動画をよく見ています。その動画投稿者が制限プレイする時のゴールに、ダイヤモンドを掘り出すことに決めている場合が多くあります。
そのゴール名が「ダイヤチャレンジ」と名付けられて、動画内で何度も口に出していました。息子もそれが気に入ったらしく、「ダイヤチャレンジ」を何度となく口にしていたので、僕はこの言葉を上手く使ってみようと考えました。
片付けをやって欲しい場合、「ダイヤチャレンジ」と「片付け」を組み合わせて、「片付けチャレンジ」というフレーズを作ります(作りますというほど大したことないですね。普段から口にするような言葉です)。
あとはこのフレーズを使って、元気よく声かけてみるだけ。「よ~し、片付けチャレンジ始めるよ」という感じですね。
たったこれだけの声掛けですが、これまでは成功率3割くらいだったのが、6~7割くらいまで上がりました。感覚値なのでとても大雑把ですが、二回に一回は応じてくれるような気がしています。かなり効果があるということになりますね。
あなたの家で上手くいったからと言って、他の家庭の子どもに当てはまるとは限らないのでは?という意見もあると思います。
けれども、どんな子どもでも好きな遊びやおもちゃの一つは必ずあるので、フレーズを作ることは難しくないと思います。
作り出したフレーズを使った動機づけに関して、どのくらい成功率が高まるかは個人差があるでしょう。
ですが、大切なポイントは成功率ではなくて、僕たち大人が子どもを少しでも楽しい気持ちにさせようと努めることだと考えています。
結果はすぐに出ないかもしれませんが、やがて子どもの自発的な動機づけに繋がるかもしれませんし、親の真似をして、誰かを楽しくさせるような面白い言葉を使うようになるかもしれません。
まとめ
子どもの動機づけに、その子が好きな言葉を利用してみると、状況が好転する場合があるのでおススメしたいです。
もし状況があまり変化しなくても、言葉遊びのよいきっかけになります。
おかしな言葉をたくさん作って子どもと遊んだ後に、XXXやってみようか?なんて声かけてみると、すっと行動に移してくれるかもしれませんね。

C/C++で組み込み系ソフトウェア開発の仕事を10年以上やっています。怪しげなデジタルガジェットが大好きです。