頑張るほど結果が出ない気がする。子どもの好き嫌いにどう向き合うか?
この記事は子どもの好き嫌いについて考えている方向けの記事です。およそ4分で読むことができます。
子育てをしていれば必ずぶつかる問題の一つと言えそうなものに、食べ物の好き嫌いがあると思っています。我が家も例外なく、息子の好き嫌いに悩まされている最中。
どうすれば好き嫌いを解消できるか?については世の中の先輩方があの手この手と色々試されて、その経験を集約したものが多く出回っているので、僕がここに書く必要はないと思っています。
今回書こうと思ったことは親側の考え方とか心構えについてです。大人の数だけ考え方があり、どれが正解か分かりませんが、僕なりに考えていることを書いてみます。誰かの参考になれば嬉しいです。
我が家の盛り付け方と取り分け方
我が家では料理を大皿に盛りつけ、自分の皿に欲しいだけ取り分ける方式を取っています。お皿に入れたものは原則残さず食べるルールとし、息子には皿に入れる食べ物の量を調節してもらい、もっと欲しいと思ったら、全部食べてからおかわりすればよいと話しています。
このやり方だと、息子は好きなものしか皿にとらないことが多いので、ノルマのような感じで野菜類もこれだけは食べてねと少量入れています。「え~」と嫌そうな顔をしますが、これだけだからとなだめて、どうにか了解をもらっています。
これくらいは食べないといけないよ、と押し付け気味だった時期もあったのですが、食卓におかずが出てきたと同時に、あれ食べない、これ食べないと言われてしまったので、やめました。
この経験があったので、野菜も食べてと迫っても全く食べてくれないと分かり、少しだけでも食べてねと声をかけた後は放っておくにしているわけです。
嫌いなものがさらに嫌いになって欲しくないので、頑張って食べようと言わず、大人がモリモリ食べている姿を見せて、そのうち興味を持ってくれることを期待しています。
すぐに結果が出ることはなさそうですが、息子の立場で考えてみると、嫌なものを食べろ食べろと両親から迫られてばかりではツライでしょうから、本人が興味を持つまではこのままです。
そのうち、「父さん母さんはいつもアレを食べてる。美味しいのかな?一口食べてみようかな?」となってくれると嬉しいのですが、どうなるやら。
僕の子どもの頃の体験
僕の母は、嫌いなものを盛りつけた皿と箸を持たせて、食べるまで出さないと別の部屋に閉じ込めていました。かなりきつかったです。嫌いなものでも我慢して食べることができるようになり、気が付いたら好き嫌いは無くなりましたが、これがよい方法だったとは思えません。
これまでの失敗と反省
既に述べましたが、美味しいよ美味しいよと迫っても無駄で、食べてくれないことは分かっています。迫り方次第では、本当に嫌いになってしまうかもしれないのでやってはいけないことでしょうね。
息子は麺類をよく食べるので、そこに混ぜ込む作戦を何度も試していますが、ほとんど成功していません。機嫌がいい時は一口、二口と食べてくれることもありますが、麺類と一緒に食べているだけにも見えます。
混ぜご飯の場合、気になるものが入っていたら、それだけ外に出していました。やはり、好きなものと一緒だったから食べていたわけです。
そのため、混ぜ込む作戦も我が家ではあまり効果なしと考えています。器の中の食べ物をひっくり返して、嫌いなものが入っていないか探すようになってしまうので、マイナス効果の方が強そうです。
アニメが見たい、外に出かけたい、デザートが食べたい等の目的があると、食べるスピードが上がるし、苦手なものも食べてくれることが何度かありました。必ず食べてくれるわけではないですが、きっかけに使えるなぁと感じています。ただし、目的があるときに限った話なので多用はできないですね。
まとめ
我が家は大皿に盛りつけて、そこから自分の皿に取り分けて食べています。取り分けていくうちに、自分が食べられる量の感覚をつかんで欲しいなと思っています。苦手な食べ物は一口だけでいいから食べて欲しいと話すだけです。大人が美味しそうに食べる姿を見せて、そのうち興味を持ってくれることを期待しています。
僕の子どもの頃は強制的に野菜を食べさせられて辛かったことを覚えてます。結果的に好き嫌いは無くなったけれど、よい方法とは思えないです。
これまでの試行錯誤から、美味しいから食べようと迫っても無駄で、息子にとって何か目的があるときだけ頑張ってくれるということが分かりました。
好き嫌い問題について、今は何もせず、好きなものをたくさん食べて、食べることを好きになってもらいたいなと思っています。小学校給食が始まり、我が家とは違う食生活に触れるので、今後の変化が楽しみです。

C/C++で組み込み系ソフトウェア開発の仕事を10年以上やっています。怪しげなデジタルガジェットが大好きです。